ロシア上空の飛行制限により、日本からパリへのフライト時間が長くなり、航空券の価格も値上がりしています。
それに加え、パリ市内のホテル料金も過去数年で大幅に上昇し、旅行費用がますます膨らんでいます。
さらに、パリのレストランやカフェでの食事は日本と比べて割高です。
現地に滞在先がない場合、航空券とホテルがセットになったパッケージツアーを利用することで、費用を抑えることが可能です。
今後の参考にしていただけたら幸いです。
航空券とホテルの価格比較
戦争前と現在の、直行便航空券価格の比較
私の場合パリから東京となりますが、乗り継ぎの長い飛行は疲れるためいつも直行便を利用しています。
しかしロシア ウクライナ戦争が始まって以来、飛行時間が延びただけではなく、費用もかなり値上がりしました。
例えば、戦争前のロシア上空を飛行できた時期には、パリから東京への直行便を数ヶ月前に予約すれば、人気シーズンであっても1000ユーロ未満で購入することが可能でした。
オフシーズンであればさらに安く、600~800ユーロ程度でチケットが手に入ることも珍しくなかったのです。
しかし現在の状況では、オフシーズンであっても1000ユーロ以上の価格が一般的になり、人気シーズンには2000ユーロ前後にまで跳ね上がることが多くなりました。
飛行時間の増加や燃料コストの上昇で、戦争が終わりロシアとの関係が改善されない限り当分続くことでしょう。
パリのホテル料金 : 4つ星ホテルの価格比較
パリ市内のホテル料金もここ数年で大幅に上昇しています。
特に、観光客に人気のある中心部では、ホテルの価格が急激に上がっています。
戦争前
4つ星ホテルの1泊料金:250~350ユーロ前後(夏などのヴァカンスシーズンの場合は400ユーロに達することもありましたが、一般的にはもっと手頃な価格で予約可能でした)
現在
4つ星ホテルの1泊料金: 300~500ユーロが一般的です。
特に中心地や観光名所に近い場所では、オフシーズンでもこれらの価格帯となり、夏などのヴァカンスシーズンにはさらに上昇することも。
また、人気観光地にある5つ星ホテルや高級リゾートでは、一泊最低600ユーロ以上が当たり前になっていて、豪華な旅行を希望する場合はかなりの予算が必要です。
対策:費用を抑えるためのアイデア
滞在場所を市内から離す
パリ市内の中心部から少し離れた場所に滞在することで、ホテル代を大幅に抑えることができます。
しかし観光の場合、見どころは市内に集中しているため郊外から行き来するのは疲れるかもしれません。
あと治安の問題もあります。特にパリ郊外北部とパリ市内でも北東部の治安はあまりよくありません。
パリ市内で、地下鉄の通っている交通アクセスの良いエリアを選ぶのが理想的だと思います。
パッケージツアーの活用
ホテルと航空券がセットになったパッケージツアーは、個別に手配するよりも費用を抑えることが可能です。
自由行動になっているパッケージツアーがたくさんあるため、現地に宿泊先が無い場合は断然お得だと思います。
パリ・フランス旅行に特化したお得なパッケージツアーが豊富に提供されています。宿泊費と航空券の両方で節約が期待できます。
参考までにいくつかご紹介します。
日本国内外の多様な旅行プランを提供しているトラベル・スタンダード・ジャパン は口コミも良くおすすめです。特にパリへの旅行では、航空券とホテルがセットになったパッケージツアーをリーズナブルな価格で提供しているため、旅行者に人気です。
現地での食費を抑えるコツ
航空券や宿泊費の他に、レストランやカフェでの食事も日本と比べずっと割高です。
円安の影響もあり、サンドイッチと飲み物を買っただけでも1000円以上します。
高級レストランに行かなくても、パリにはカジュアルで美味しい食事を提供するビストロやブラッスリーが多数あります。
ランチタイムには、お得なセットメニューを提供している店も多く、昼食にこうしたメニューを利用することで、ディナーに比べて割安で質の高い料理を楽しむことができます。
他に観光客にも人気のモノプリ(Monoprix)などのスーパーで、サラダやサンドイッチなどのテイクアウト食品を購入して、公園などでピクニックを楽しむのも、フランスらしい体験です。