パリの治安 - 路上違法行為、違法販売の露天商に注意!知っておくべきこと

パリの路上で商品や食物を売る露天商や、観光客を狙った違法行為が増えています。

フランスでは路上販売は禁止され違法行為となります。

駅周辺や観光名所近くで食品や観光土産などを売る露天商が多くいますが、食品の衛生管理も問題視されているため注意が必要です。

警察の取り締まりも厳しくなっていますが、被害にあわないように具体的に実情と注意点を説明したいと思います。

パりの路上で違法で売っている露天商に注意

観光客向けに売られているエッフェル塔置物

観光客の多いエッフェル塔周辺やルーヴル美術館、モンマルトルの丘他、地下鉄などの出入り口など、パリの路上では露天商がよく見かけられます。

果物や野菜から観光土産まで、さまざまな商品が売られていますが違法です。

インフレで値段の上がった果物や野菜などは安いためフランス人も買っている人がいますが、パリの路上で転売する前に、パリ近郊のアウトレットで購入したり、なかには盗まれたものもあり、地元の商店にネガティブな結果をもたらしています。

エッフェル塔周辺などでは、エッフェル塔などの観光土産となる置物以外にも、飲料水、アルコールから焼きとうもろこしや、クレープを作って販売する露天商を多く見かけますが全て違法です。

フランスのメディアでも取り上げられ特に注意したいのが、食べ物の衛生面に関してです。

時には保存場所がアスファルトの下に見かけられる保管スペースや、蓋つきの大きなゴミ箱の中だったりするため、食中毒の可能性もあります。

エッフェル塔のあるシャンドマルス公園内は広いので喉が渇いた時など、このような露天商から水を買う観光客もいますが、きちんと蓋が閉まっているかを確認し、周辺にスーパーもあるので安くてもできるだけ避けることをおすすめします。

フランス語のYoutube ですが、映像を見て頂ければわかりやすいと思います。

これを見ると買う気がしなくなりますね。

パリの路上で見かける違法行為に注意

赤い風船を持って写真撮影
赤い風船を持って写真撮影

エッフェル塔前のイエナ橋周辺には、大きな赤い風船を持って観光客向けにエッフェル塔を背景に写真撮影をしているカメラマン ( プロのカメラマンではない )がたくさんいて、観光客にも人気です。

確かにフォトジェニックで思い出になりますが、一回20€は要求され現金払いで違法です。

難民子供支援などに関するうその請願書サイン

エッフェル塔の近くやモンマルトルのサクレクール寺院周辺など、パリの観光名所でよく見かけられます。

難民子供支援などを口実にサインを求めてきて、サインすると寄付金を要求されます。

数人の若い男女(特に東ヨーロッパ国籍)が、現金を持っている観光客目当てに英語で話しかけてくる場合が殆どです。

またサインをしている間に貴重品を盗まれる場合もあるので、このような集団にあったら無視して絶対にサインをしないようにしてください。

一人で求めてくることは少なく、最低でも2人はいます。

 Tuk-tuk と呼ばれるタクシー代わりの3輪車

タクシーと違い開放された空間で景色を楽しみながらパリ観光ができるため、観光客に人気の乗り物で、一般に4人から6人乗りが多いです。

全てが違法の乗り物ではありませんが、なかにはセキュリティを満たさない車もあり危険です。

乗る前に確認すべきことは、料金、シートベルトの有無、車両保険、ナンバープレートの有無だそうです。

Tuk-tuk で検索するとサイトを作っている会社もあるようですが、時間によって料金が変わり1時間でも100€以上しますのでお気をつけください。

ボネットー( Bonneteau ) と呼ばれるギャンブルゲーム

観光客の多い路上で行われる、カップからカップに移されたお金を見つける違法なギャンブル ゲームです。

開始の賭け金は50 ユーロ。最初は共犯者がプレーし、負けたふりをします。

見物していた人が賭け金を支払い参加すると、共犯者はお金を消し去り参加者に勝ち目はなくなります。

それでも参加者はチャンスを得ようと何度も繰り返しているうちに、数百ユーロを失っていることに気が付くわけです。現金を持っている観光客を狙いエッフェル塔周辺でよく見かけます。

ボネットー( Bonneteau ) と呼ばれるギャンブルゲーム

既に警察に逮捕された人たちも多くいますが、問題は背後に組織化されたネットワークができていて、逮捕してもすぐに他の人に取って代わられてしまうことです。

被害に遭わないためには、自分で気を付けるのが一番ですね。

パリの路上パーフォーマンス

パリのポンデザール (芸術橋)で演奏する若者たち

路上販売とは別に、パリでは地下鉄や駅構内などで見かけられるミュージシャンの路上パーフォーマンスも多くありますが、こちらはパリ交通公団 RATP がオーディションを開き募集しているため合法化されています。

ただ地下鉄内に乗り込み演奏している人達は、オーディション申請しているとは思えません。

他に通りや公園、歩行者橋などで一人または複数で音楽演奏をする人達をよく見かけますが、場所や時間帯、騒音問題となるかどうかによっても変わってきます。

日中公園や住宅街でないところで演奏するには問題がないようですが、パリ左岸にあるリュクサンブール公園では許可が必要で、違反の場合は罰金対象となるようです。

まとめ

スリや治安問題などはよく報道されていますが、日常見かけられるこのような行為は、大きな被害が起こらない限りニュースにはならないと思います。

快適な旅行や滞在のためにお気をつけください。

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