2023年12月21日、シャンゼリゼの象徴的なラデュレが長い改装期間を経て新たな姿で再オープンしました。
この日は地階の豪華な店舗とテラス席のみでしたが、ナポレオン3世時代の壮麗な装飾で知られている2階レストランも再オープン。
待望のリニューアルオープンにより、ラデュレは一層のエレガンスと美食の楽園を約束。詳細をお伝えします。
ラデュレの歴史
ラデュレはフランスの有名なパティスリーであり、特にマカロンで世界的に知られています。
1862年にパリでルイ・エルネスト・ラデュレによって創業されたことに始まり、当初はパン屋として開業しましたが、その後、妻のアイデアによりサロン・ド・テに変わりました。これがフランスで最初のサロン・ド・テとされています。
20世紀に入ると、ラデュレはパリの高級デザート店としての地位を固め、とりわけマカロンによって高い評価を受けるようになり、その後現在に至るまで多彩なフレーバーを提供し、革新的な味を追求し続けています。
ラデュレはパリに3店舗あり、1号店はコンコルド広場、マドレーヌ寺院近くのロワイヤル店ですが、一番店内が広く豪華なのはシャンゼリゼ店です。他にもサンジェルマン・デ・プレ教会、レ・ドゥ・マゴのすぐ近くにあるボナパルト店があります。
店内は19世紀の装飾スタイルを保ち、エレガントでロマンティックな雰囲気が漂います。1993年には、デビッド・ホルダーとその父フランシス・ホルダーによってラデュレは買収され、彼らの指導のもとで国際的なブランドへと成長しました。
マカロンだけでなく、ケーキやチョコレート、パン、そしてフランス料理にいたるまで、フランスの洗練された味とスタイルを世界に伝え続けています。
ラデュレはその長い歴史を通じて、伝統を守りながらも常に革新を続けることで、高級菓子店としての地位を確固たるものにしました。
ラデュレ【パリシャンゼリゼ店 】再オープン 営業時間・場所
ラデュレシャンゼリゼ店の営業時間 : 毎日 8時 ~深夜0時
場所 75 Av. des Champs-Élysées, 75008 Paris Tel 01 40 75 08 75
メトロ : 1号線 George V
注意 : シャンゼリゼ大通りにあるシャンゼリゼ店は、毎日多くの観光客で賑わっています。食事の際には必ず予約をしてください。ティータイムのご利用もシャンゼリゼ店は混んでいるため待ち時間があります。
ラデュレ シャンゼリゼ:フランス流アール・ド・ヴィーヴル
リニューアルオープンしたラデュレ シャンゼリゼ店は、1000平方メートルのスペースで、週7日、朝8時から深夜までオープンし、"フランス流暮らしの芸術"を満喫できるよう店内は、180席のレストランやサロン・ド・テ、ブティック、音楽サロンやカフェエリアに加え、料理教室も体験できます。
朝のコーヒーとビエノワズリーを楽しんだり、アフタヌーンティーやビジネスランチを計画したり、リニューアルされた空間で、新発見をお楽しみください。
特別にデザインされた家具は、歴史を感じさせると同時に現代の洗練さを兼ね備えた環境を作り出し、ラデュレはただの飲食店に留まらず、フランスの洗練された文化を提供しています。
ラデュレならではの洗練されたデザインでギフト商品も数多く販売されています。プレゼントに最適ですね。
マカロンはお土産には日持ちせず冷蔵保存のため、日本で購入する方が便利かもしれません。