【2024/2025年最新版】シャルル・ド・ゴール空港⇔パリ市内 アクセス方法を徹底解説!

Charles de Gaulle airport, シャルルドゴール空港

パリに到着して最初に直面する課題の一つは、シャルル・ド・ゴール空港(CDG) からパリ市内までの移動方法です。

パリ市内と空港を結ぶ交通手段は、RER(高速郊外鉄道)、ロワシーバス、タクシー、そしてプライベートシャトルなど、豊富な選択肢がありますが、初めてパリを訪れる観光客にとって、どの手段が自分に最適なのかを選ぶのは簡単ではありませんね。

この記事では、シャルル・ド・ゴール空港からパリ市内もしくはパリ市内からシャルルドゴール空港までの移動に役立つ各交通手段の選び方を、注意点と共に、メリット・デメリットを含めて詳しくお伝えします。

RER B線での移動 – 時間重視の人向け

RER Bシャルルドゴール空港
RER B 路線図 © RATP

シャルル・ド・ゴール空港からパリ市内、そしてパリ市内からシャルル・ド・ゴール空港まで最も効率的な移動手段の一つがRER B線です。

この高速郊外鉄道は、パリ市内中心部の主要な鉄道駅を経由し、地下鉄との接続も良好で、交通渋滞を避けられるのが大きな魅力です。

パリ市内の主要な駅には、北駅 ( Gard du Nord) 、 シャトレ・レ・アール駅 ( Châtelet-Les-Halles) 、サン・ミッシェル ノートルダム駅 ( Saint-Michel Notre Dame) 、 ダンフェール・ロシュロー駅 ( Denfert Rochereau) などがあります。

パリ市内から乗車の場合は、行先が途中で分かれます。終点Aéroport Charles de Gaulle 2 TGV 駅を選んでください。

シャルル・ド・ゴール空港ターミナル1からパリ / パリからシャルルドゴール空港ターミナル1に行く場合 (注意)  

Aeroport Charles de Gaulle 1 RER B 線の駅になりますが、「Aéroport Charles de Gaulle 1」という駅は、シャルル・ド・ゴール空港のターミナル1と3に対応しています。

この駅は、RER B線上の停車駅であり、主にターミナル1と3にアクセスする乗客が利用します。

ここからターミナル1や3へ移動する場合、無料のエアポートシャトル(CDGVAL)を利用して各ターミナルにアクセスすることになります。

シャルルドゴール空港エアポートシャトル
CDVAL © Aéroports de Paris
シャルル・ド・ゴール空港ターミナル 2 からパリ / パリからシャルルドゴール空港ターミナル 2 に行く場合

RER B線の「Aéroport Charles de Gaulle 2 TGV」駅ターミナル2に直結しているため、無料のエアポートシャトル(CDGVAL)を利用する必要はありません。

ターミナル2はいくつかのサブターミナル(2A、2B、2Cなど)に分かれていますが、すべてがこのRER駅から徒歩圏内または簡単に歩いてアクセスできる範囲にあります。

メリット

速さと利便性:パリ市内中心部からシャルル・ド・ゴール空港まで約30〜45分で到着。特に時間を重視する方に最適です。

運賃の安さ:片道11,80 € / 2025年1月2日以降 片道13€  

頻繁な運行:平日は10〜15分おきに運行され、待ち時間が少なくすみます。

運行時間を知るには、Google の元社員が開発したアプリ 「Citymapper 」がとても便利です。東京、パリ、ニューヨークなど世界中の都市で利用できるようです。

自分の滞在する都市の地下鉄、バス、鉄道など公共交通機関の路線図、場所から場所への移動手段などが、乗り物の到着時間と共に表示されとても便利です。ロンドンに行った時もこのアプリのおかげで、地下鉄だけではなくバスも利用して簡単に動けました。

パリ近郊の交通機関専用アプリには「Île-de-France Mobilités」があり、パリオリンピック時に観光客向けに改善され英語版もあります。

デメリット

混雑する可能性が高い:特にラッシュアワー時は通勤客と観光客で車内が混み合い、スーツケースを持つ観光客にはやや不便です。到着駅で地下鉄に乗り継ぐ場合、階段しかない地下鉄もかなりあります。

パリ北部郊外・北駅周辺での治安:RER B線が通る空港近くのパリ北部郊外や北駅周辺は、観光客にはあまり馴染みがないエリアで、特に夜間は治安面で注意が必要です。

ロワシーバス(Roissybus) – パリ中心部に直通

Roissybus 路線図 © Aéroports de Paris

ロワシーバスは、シャルル・ド・ゴール空港からパリ市内中心部のオペラ座(Opéra)エリアまでの直通バスです。

乗り換えが不要なため、フランス語に自信がない観光客におすすめです。

パリオペラ座前バス停: 13-15 Rue Scribe, 75009 Paris

メリット

乗り換えなしの快適さ:空港からオペラ座まで、約50〜75分で直通で到着できるため、乗り換えの煩わしさがありません。フランス語が苦手な観光客でも安心して利用できるのが特徴です。

便利なチケット購入 : クレジットカードのタッチ決済で、乗車時にチケットが購入できます。

運賃の安さ:片道14,50 € / 2025年1月2日以降 片道13€  

デメリット

渋滞の影響を受けやすい:パリ市内への道路が混雑する時間帯(朝夕のラッシュアワー)には、所要時間が長くなることがあります。

通常は50〜75分で到着しますが、交通状況によってはさらに時間がかかる場合もあります。

運行間隔が長い:特に夜間や早朝の便数が少なく、ラッシュアワー時には待ち時間が長くなる可能性があります。

荷物の扱いが不便 : スーツケースが大きく重い場合、自分で荷物を持っていたい時には、バスの前部座席は段になっている席があるため不便です。

乗客が少ない場合には、後部座席なら荷物を横に置いて手で押さえながら座ることができます。

バスが混雑していて、大きな荷物を専用の荷物置き場に置く時、乗車が遅いと置き場所がないこともあります。

荷物が大きく多い時と、混んでいる時はおすすめできません。

オルリー空港・パリ間は距離が短いため立ち乗りも可能ですが、シャルルドゴール空港・パリ間は長いので座れないと疲れます。

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タクシー – 快適さと便利さを求める人向き

シャルルドゴール空港 ( パリ右岸の上、北側) - パリ間の料金 ©Aéroports de Paris

シャルル・ド・ゴール空港からパリ市内への移動手段の中で、最もストレスなく移動できるのがタクシーです。

空港からホテルや宿泊施設まで直接移動でき、特に夜間や早朝の移動には安心です。

タクシーは空港の到着ホールの外に待機しているので、すぐに利用できます。 

Uber 利用者も増えていますが、タクシーの固定料金が義務付けられた現在、Uberの待ち時間や場所を考えるとタクシーの方が便利だと思います。

メリット

ドアツードアの快適さ:荷物が多い場合でも、空港からホテルや目的地までの移動が簡単です。

特に深夜や早朝に到着した場合は、公共交通機関を待つ必要がなく、安全で快適な移動が可能です。

固定料金の設定 : パリ市内とシャルル・ド・ゴール空港(Roissy-Charles-de-Gaulle)間のタクシー料金には、固定料金が設定されています。

タクシー料金
  • パリ右岸(セーヌ川北側) ⇔ シャルル・ド・ゴール空港:56ユーロ
  • パリ左岸(セーヌ川南側) ⇔ シャルル・ド・ゴール空港:65ユーロ

この固定料金制度は、パリ市内と空港を寄り道せず直行する場合に適用され、どちらの方向でも同一料金が適用されます。

たとえ交通渋滞や事故などで遅延が発生した場合でも、料金が変わることはありません。また、ストライキなどの社会的な混乱が発生した場合でも、固定料金は適用されなければなりません 。 ( 情報元 : フランス「警視庁」Préfecture de Police)

例外事項:

タクシー料金の固定料金が適用されない、またはメーター料金が適用される例外的な場合があります。

  • お客様の要望による迂回や目的地の変更:お客様が乗車中に異なるルートや目的地の変更を希望した場合、既に固定料金が適用されていれば、その部分までは固定料金が維持されますが、追加の距離についてはメーター料金が追加されます。
  • 複数の目的地:お客様が乗車時に複数の目的地へ立ち寄ることを指定した場合、メーター料金が適用されます。
  • 乗合いの場合:2人以上のお客様が同じ方向に行く場合に、一緒にタクシーに乗る場合、メーター料金適用されます。料金は分割して支払うことができます。

デメリット

料金が高め:RERやバスに比べて料金が高く、予算を重視する旅行者には不向きです。

渋滞の影響を受ける:パリ市内への道路は混雑することが多いため、特に朝夕のラッシュアワーにはタクシーの所要時間が長引くことがあります。

シャルルドゴール空港からパリ行きタクシー乗車中の注意点

パリ市内に入る前、北部の治安のよくない地域を通りますが、高速道路上で渋滞してタクシーが止まっている時や減速している時に、バイクなどが接近して窓ガラスを割られ、座席のハンドバッグなどが取られる事件が頻繁に起こりました。

特にパリに近い、オリンピック閉会式場にもなった競技場 ( Stade de France) 近くのトンネル付近でよく起こっていると報告されています。

渋滞していなければ問題ありませんが、タクシーが止まっている時などは、周囲にも気を付け、外から貴重品が見えないように、バッグなどは足元に隠すなど気を付けてください。身に着けている腕時計やアクセサリーも注意してください。

タクシーだけでなく、自家用車やレンタカーも同様です。フランスは右側通行のため、右側車線にいる時は特に注意が必要です。

強盗被害だけではなく、ガラスの破片で怪我もするため危険です。

日本と比べるとスリも多く、残念ながらパリの治安はずっと悪いです。

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シャトルサービス – プライベート空間で移動が快適

シャルル・ド・ゴール空港からパリ市内への移動には、プライベートシャトルサービスを利用することも可能です。

人数が多い場合には、タクシーより便利でお得です。

予約制で、事前にオンラインで予約しておけば、到着時にドライバーが待機し、目的地まで直接送迎してくれます。

キャンセル無料で、日本円でオンライン予約できるサービスもあります。(下記)

メリット

プライベートで安心:他の乗客と共有することなく、自分だけの空間で快適に移動できます。大人数のグループ旅行や、荷物が多い場合におすすめです。

定額制で安心:事前に料金が決まっているため、渋滞が発生しても追加料金の心配がなく安心して利用できます。

デメリット

料金が高い:プライベートサービスであるため、タクシーよりもさらに高額な場合があります。ただ車が大きいため、人数が多い場合はお得です。

事前予約が必須:下記のサービスでは、3日もしくは24 時間前までキャンセル無料で、好きな通貨で支払いできます。

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まとめ

パリ市内からシャルル・ド・ゴール空港への移動方法は、多様でそれぞれに特長があります。

RER B線は、速さとコストパフォーマンスに優れていて、ロワシーバスは乗り換えのストレスを軽減、タクシーやシャトルサービスは快適さと利便性で群を抜いています。

それぞれメリットとデメリットがあるため、旅行の目的やスケジュール、予算に応じて最適な手段をお選びください。

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