パリ地下鉄14号線が、2024年6月24日、8年の大規模工事を経て、観光やビジネスに便利なパリ南部のオルリー空港から、北部のパリオリンピック選手村となった サンドニ – プレイエル駅まで延伸されました。
この新区間は、2024年パリオリンピックに向けて選手や関係者がスムーズに移動できることを目的に、オリンピック前に開通されましたが、地元住民や観光客にも大きなメリットをもたらしています。
特に注目すべきは、サン ドニ – プレイエル駅の、日本の著名建築家、隈 研吾氏が手がけた革新的なデザインで、自然光を活用した建築が魅力的で、新たな観光スポットとなりそうです。
地下鉄14号線のチケットの買い方や便利なをお伝えします。
パリ地下鉄14号線

8年間の工事を経て、パリオリンピックを機会に、14号線はパリ北部のサン ドニ – プレイエル駅から南部のオルリー空港まで延伸されました。
パリの中心シャトレ駅から、南仏や地方旅行に便利なオルリー空港まで、交通渋滞を気にすることなくわずか25分でアクセス可能です。
この路線は自動運転を導入しているため、ラッシュアワーには運行本数を増やすことが可能で、パリで頻発するストライキの影響を受けずに便利に利用できます。
安全性も高く、全駅にホームドアが設置され、朝のピーク時には85秒ごとに電車が運行されるため、とても効率的です。
新しい駅情報は以下の通りです。特にオルリー空港方面の南部に多くの駅が開通されました。
パリ北部:
- サン・ドニ - プレイエル駅 (Saint-Denis Pleyel):隈 研吾氏による魅力的な建築が特徴の駅。詳細は後述。
パリ南部:
- メゾン・ブランシュ駅 (Maison-Blanche):パリ13区の南端に位置し、中華街からアクセスしやすく、地下鉄7号線も利用可能。
- ビセートル病院駅 (Hôpital Bicêtre):クレムリン・ビセートル市にある大学病院が隣接する駅。
- ヴィルジュイフ・ギュスターヴ・ルシ駅 (Villejuif-G.Roussy):ヴィルジュイフ市に位置し、著名ながん専門病院へのアクセスに便利。
- ライ・レ・ローズ駅 (L’Haÿ-les-Roses):バラ庭園で知られる町に位置する駅。
- シュヴィリー・ラルー駅 (Chevilly-Larue):生鮮市場として有名なランジス市場に面している駅
- ティア・オルリー駅 (Thiais-Orly):RER C 線 ( ベルサイユ宮殿やオルセー美術館など ) に乗り換え可能な駅。
- オルリー空港駅 (Aéroport d’Orly):南仏やその他地方への旅行に便利なオルリー空港直結の駅。

地下鉄チケット購入の仕方と料金

チケット購入の仕方
紙のチケットが廃止されたため、定期券を持っていない利用者の購入方法は2通りあります。
- 地下鉄駅で「Navigo Easy(ナヴィゴ イージー)」パス ( 2 € )を購入してチャージする
- スマートフォン用アプリ「Île-de-France Mobilités(イル・ド・フランス・モビリテ)」をダウンロードして購入
地下鉄駅で 「Navigo Easy(ナヴィゴ イージー)」パスを購入してチャージ
Navigo Easy パス (2€) を地下鉄の窓口で購入し、チャージします。
空港に行く場合は、空港料金 13 €となり、パリと近郊料金とは異なります。空港を選んで、別にチャージする必要があります。
購入したNavigoパスに、パリ市内・近郊用のチケット が既にチャージされている場合、空港行きチケットをチャージできません。料金が違うため、別に Navigo パスを購入するか、チャージする前に残っているチケットを使い切らないといけないのでご注意下さい 。
チャージの仕方は、こちらの記事で画像付きで説明しています。
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スマホに「Île-de-France Mobilités(イル・ド・フランス・モビリテ)」アプリをダウンロード
スマホにアプリをダウンロードすることで、スマホを器械にタッチして支払えるので、Navigo パスを買う必要がなく、とても便利です !
アプリの言語設定を英語にすることで、フランス語が分からなくても利用できます。
最近ではアンドロイド端末だけでなく、iPhoneやApple Watchにも対応して、便利になりました。
支払い方法としては、VisaやMaster カードの他にも、 iPhone の場合 Apple Pay も使用可能です。
このアプリを使った購入方法については、こちらの記事で詳しく解説しています。
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サン ドニ – プレイエル駅 (Saint-Denis Pleyel)


サン ドニ – プレイエル駅はパリ北部のサンドニ県に位置し、この地域は元々治安がよくないことで知られていますが、パリの主要国際空港シャルルドゴール空港よりはパリの近くにあり、サッカーのスタジアムであるスタッド・ド・フランスが近隣にあります。
今回、オリンピック選手村の駅となり、隈研吾氏による素晴らしい建築の新駅が開通したことで、この地域のイメージが一新される見込みです。
フランスでは珍しく駅内の下の階はエアコンが効いていて、夏は涼しく快適です。
この北部の駅からパリ市内を抜け、南部のオルリー空港までわずか40分でアクセス可能です。自動運転の地下鉄を利用することで、渋滞に悩まされることなく、頻繁に運行しているため、とても便利です。
隈 研吾氏による建築を見るために、訪れる日本人も増えるのではと思います。