パリ観光名所、モンマルトルの丘・階段を上らずに観光スポットを回る方法

パリのモンマルトルは丘になっているため至るところに階段があり、この階段がモンマルトルのフォトスポット、観光名所の一つともなっているのですが、いざ上るとなると疲れます。

モンマルトルの観光名所を階段を上らずに見て回る方法をお伝えしたいと思います。

別の記事で、夏の一番混む時期に最初にサクレクール寺院を訪れる場合に「パリ観光名所、モンマルトルの丘歩き方・疲れないおすすめコース」を書きました。

今回は他の観光スポットを最初に見て回りながら、サクレクール寺院まで階段もケーブルカーも使わず行ける便利な方法をお伝えします。

モンマルトル観光スポット・階段を上らずに見て回る方法

モンマルトルのカラフルな階段

モンマルトルの階段は見るには風情がありきれいですが、実際上るとなると疲れます。

それを配慮してなのか、最近階段の上る側に色が付いていることもあり、楽しめながら上れるようになりました。

それでもできるだけ階段は避けたいですね。

階段を上らずにモンマルトルを観光する方法をお伝えします。

メトロの駅 Lamarck - Caulaincourt ( ラマルク・コーランクール )

Lamarck - Caulaincourt ( ラマルク・コーランクール ) 駅

通常多くの人が、サクレクール寺院行きのケーブルカー乗り場まで歩いて5分少しで行ける、メトロ12号線 Abbesses ( アベス駅 )で降りています。

アベス駅はパリで最も深いところにあり、地上まで階段で上がるとかなり疲れます。

ただ階段横にパリの風景が描かれた壁画があるため、地上に出るにはエレベーターを、地下に降りるときにこの壁画を楽しみながら降りていくのがいいのではと思います。

今回階段を上らずモンマルトル観光をするためには、この次の駅 Lamarck - Caulaincourt (ラマルク・コーランクール ) で降ります。

ラマルク・コランクール駅も アベス駅の次に深いところにあるので、エレベーターをご利用くださいね。 ( この駅の階段横に壁画はありません )

紅葉の壁 Le mur de feuilles d'automne

Lamarck - Caulaincourt ( ラマルク・コーランクール ) 駅の上には階段があります。( 上写真)

この階段は小高い丘サクレクール寺院に行くまでの唯一の階段で短いので上れる人は上り、そうでない場合は少し遠回りになりますが階段を上らずに行くことができます。

以下地図のように コーランクール 通りまで、階段もしくは歩いていきます。

秋に訪れる場合はぜひお墓横の Rue Saint Vincent ( サン・ヴァンサン通り)「紅葉の壁」を見てから、Au Lapin Agile (オ・ラパン・アジル ) まで行かれることをおすすめします。

真っ赤な葉が壁越しに見られてとてもきれいです。

紅葉時期は大体10月下旬頃ですが、地球温暖化で気温が高くなり11月中旬頃だったりします。

「紅葉の壁」10月中旬過ぎ・まだ緑色の葉が残っている

オ・ラパン・アジル Au Lapin Agile

「オ・ラパン・アジル」

パリのシャンソニエで知られる「オ・ラパン・アジル」。現在の建物が建てられたのが1825年で、ゴッホやルノワールなどの画家、エディット・ピアフなどのシャンソン歌手や作家のたまり場となりました。

昼間は閉まっていて、夜9時からショーが始まります。観光客向けなので有名なフランスのシャンソンが聞けます。

ディナーはなく、飲み物付きのショーですが、事前予約をメールか電話でした方がいいと思います。

フォトスポットとなっているので、昼間なら建物前で写真を撮るのもいいですね。

住所 : 22 Rue des Saules, 75018 Paris 電話番号 : 01 46 06 85 87 Email : infos@au-lapin-agile.com

営業日 : 火曜日、木曜日、金曜日、土曜日 21時00分~1時00分

飲み物付きショーの料金 : 1人 35 €

詳細は公式サイト( 英語版あり ) でご覧いただけます。

ラ・メゾン・ローズ  La Maison Rose  

ラ・メゾン・ローズ

「オ・ラパン・アジル」の次は、「ラ・メゾン・ローズ」。

すぐ近くで階段はありませんが、道が坂になっているのでちょっと疲れるかもしれません。

直訳はピンク色の家、ピンク色の建物のフランス料理レストランです。

食事の場合、特に夏の混む観光シーズン時には事前予約をした方がいいかもしれません。

春から秋にかけてはテラス席でも食事できます。

ピンク色の可愛い家がモンマルトルのシンボルとなったのは、ピカソのモデルであったロール・ガルガッロのおかげだと言われています。

モンマルトルのフォトスポットで有名なため、いつもこの建物前には写真を撮る人がたくさんいます。

住所 : 2 Rue de l'Abreuvoir, 75018 Paris 

電話 : +33 (0)1 42 64 49 62

営業時間 : 水曜日 - 金曜日 12時 - 22時   土曜日 - 日曜日 11時30分 - 22時

定休日 : 月曜日、火曜日

ル・コンシュラ  Le Consulat

ル・コンシュラ

「ラ・メゾン・ローズ」のすぐ近くで、インスタグラムの投稿でもよく見られるカフェレストラン「ル・コンシュラ 」。

ここは、ゴッホや、ピカソ、モネ、セザンヌなど有名画家たちが通った場所で、ユトリロはこの店を描いた風景画を残しました。

「ラ・メゾン・ローズ」同様人気のカフェレストランで、フォトスポットとなっているため、大勢の人がいます。

観光シーズンに食事の場合は予約した方がいいかもしれませんね。

住所 : 18 Rue Norvins, 75018 Paris  18番地 ノルヴァン通り パリ18区  
電話 : +33 (0)1 46 06 50 63

営業時間は、月曜 - 日曜 : 11時から22時まで。

テルトル広場 Place du Tertre

テルトル広場

「ル・コンシュラ 」から歩いて2-3分のところに「テルトル広場」があります。

画家たちが集まり、似顔絵を描いている姿が多くみられるテルトル広場。思い出に似顔絵を描いてもらうのもいいかもしれませんね。

昔ピカソやユトリロなどが多くの画家がこの周辺で暮らしていました。

夏になると広場の中心はレストランのテラス席で一杯になります。 この一角に建物がモンマルトル風で可愛い"スターバックス"もありますよ。

住所 : Pl. du Tertre, 75018 Paris

サクレクール寺院 Basilique du Sacré-Cœur 

サクレクール寺院

テルトル広場からサクレクール寺院の一部が見え、歩いて5分くらいです。

テアトル広場から行く場合には、下記地図 アゼ通り ( Rue Azaïs ) を通っていく方が入場口に近いです。

夏の観光シーズンは大変混みますので、以下の記事で書いた行き方で、先にサクレクール寺院から見学されることをおすすめします。

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住所 : 35 Rue du Chevalier de la Barre, 75018 Paris 

営業時間 : 月曜日 - 日曜日 10時00分~19時00分

ジュテームの壁 Le Mur des Je t'aime

ジュテームの壁

サクレクール寺院見学の後は、寺院広場前のゆるやかな階段を下りるか、ケーブルカーもしくは横の階段で一気に下まで下りることができます。

そして帰りのメトロ Abbesses ( アベス駅 ) のすぐ横にある「ジュテームの壁」をぜひご覧くださいね。

ジュテームとは、" 愛している "という意味で、250の言語で、311の愛の言葉が、40m2の壁画に書かれています。

日本語でも、" 大好き、愛しています "と書かれています。

これはアーティスト、フレデリック・バロン (Frédéric Baron) さんのアイディアで、画家で書道家のクレール・キト(Claire KITO)さんに作品を依頼して2000年に完成しました。

住所 : 14 Pl. des Abbesses, 75018 Paris 14番地 アベス広場 パリ18区

広場は、平日 : 8時 - 17時30分、土日 : 9時 - 17時30分までなのでご注意ください。

メトロの駅 Abbesses ( アベス )

アベス駅

このメトロ入口のデザインは、エクトール・ギマール(Hector Guimard)によるアールヌーボー様式です。

パリで一番深いところにあるためエレベーターがありますが、下りるのは楽なので荷物がなければぜひ螺旋階段を地下まで下りてみて下さいね。

パリの風景が描かれた壁画を楽しめます。

アベス駅螺旋階段横の壁画

まとめ

モンマルトルは丘になっているため、階段が多いです。

できるだけ階段を上らずモンマルトル観光スポットを訪れることはできますが、それでも坂になっている道もあり、帰る時には階段を下ります。

モンマルトルを観光する時にはスニーカーがおすすめです。

この界隈のホテルは大きな荷物があるときは大変なので別の場所をおすすめします。

モンマルトルより下のオペラ座近辺、シャンゼリゼ界隈もしくは左岸エッフェル塔近くか、サン・ジェルマン・デ・プレ界隈が、観光にも買い物にも便利で環境もいい区域です。

観光に便利な場所にあるホテルもかなりあります。週末は50%オフとなっているのでご覧になってみてください。

楽しいパリ滞在をお過ごしください。

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