世界中の観光客を魅了するパリのオペラ座。観劇目的だけではなく、オペラ座内部の見学は観光客だけではなくパリの人達にも大人気で、訪れる価値のある観光スポットです。
フランスではパレ・ガルニエ(Palais Garnier / ガルニエ宮 ) として呼ばれているオペラ座は、建築家シャルル・ガルニエによって設計され、19世紀に建設されました。
オペラ座のアクセス、営業時間、チケット購入方法や見どころなど、知っておくと便利な情報をお伝えします。
オペラ座の基本情報
オペラ座の営業時間
通常毎日 : 10時から17時まで ( チケット購入の窓口は、11時から16時まで) 、ただし最終入場時間は、閉館1時間前の16時です。
休館日 : 1月1日、5月1日、12月25日
注意
予期せぬ休館日がありますので、訪問前に、オペラ座公式サイト(英語版あり)から休館日をご確認ください。
例 : クリスマス時期は、かなり休館日があります。
オペラ座料金とチケット購入方法
オペラ座訪問の料金は、個人で自由に見学する場合と、ガイドツアーに参加する場合で異なります。以下詳細です。
若者、子供料金の場合、証明書が必要です。
自由見学料金
自由見学料金 | |
---|---|
大人 | 15 € |
若者(12歳から25歳まで) | 10 € |
子供 (11歳まで) | 無料 |
マルティメディア料金
マルティメディア料金 | |
---|---|
大人 iPad mini ( 日本語対応) 所要時間 : 1時間30分 | 8,5 € ( サイトで事前購入7 €) |
子供 (6歳から13歳) iPad ( フランス語、英語、スペイン語のみ) 所要時間 : 1時間 | 6,5 € |
ガイドツアー料金
ガイドツアー料金 | |
---|---|
大人(25歳以上) | 23 € |
若者(10歳から24歳まで)、シニア層(65歳以上) | 16,5 € |
子供 (9歳まで) | 10 € |
子供 (3歳まで) | 無料 |
閉館後の見学 | 26 € |
オペラ座チケット購入方法
オペラ座見学は大人気のため、いつも入口前には、入場客で長い列が出来ています。
チケットを事前に購入した人が、優先入場、事前購入がおススメ !
公式サイトや、観光アクティビティのサイトなどを利用して、事前に購入できます。
【チケット購入方法】
オペラ座公式サイト(英語版あり) から購入 ( フランス語/英語 ・ユーロ)
GetYourGuide で購入 (通貨・言語選択 / 日本語・日本円可能 )
楽天トラベルで購入 (日本語・日本円可能)
オペラ座の行き方
オペラ座住所 : Pl. de l'Opéra, 75009 Paris
内部見学の入口は、正面左側のスクリブ通り ( Rue Scribe) とオーベール通り ( Rue Auber) の交差点にあります。
地下鉄 : 3,7,8 号線 Opéra 駅 RER A 線 (高速郊外鉄道) : Auber 駅
オペラ座のファサード(建物正面 ) は2024年12月まで工事中です。
オペラ座 が、ガルニエ宮 (Palais Garnier パレ・ガルニエ)と呼ばれる理由
パリのオペラ座が「ガルニエ宮」と呼ばれるのは、その建築家であるシャルル・ガルニエの名前に由来します。
ナポレオン三世は、パリの近代化と美化計画の一環として、新しいオペラハウスの建設を命じ、1861年にガルニエの設計が採用され、1875年に完成しました。
ガルニエは、この建物を古典的な様式とバロック様式の要素を合わせた華麗な建築スタイルで設計し、後に「ベル・エポック様式」として知られるようになり、多くの人々を魅了しました。
「ガルニエ宮」という名称は、この建築物がただの劇場ではなく、その壮大さと美しさが宮殿に匹敵することを強調しています。
パリ オペラ座の見どころ
パリのオペラ座(ガルニエ宮)は、多くの観光客や芸術愛好家を惹きつけています。
オペラ座見学で訪れたい特徴的な場所をご紹介します。
ピュティアの泉 (Le bassin de la Pythie)
オペラ座のエントランスを入ると、まず目に入るのがピュティアの泉です。
この泉は、ギリシャ神話のピュティア(アポロンの神託を受ける巫女)にちなんで名付けられ、『オペラ座の怪人』にも登場します。
大階段 (Le Grand Escalier)
オペラ座の象徴とも言える大階段は、まさに壮麗の一言に尽きます。
白と金の豪華な装飾が施されたこの階段は、観客が劇場に入る前に必ず通る場所です。
様々な映画撮影に使われたこの階段、おすすめのフォトスポットです !
19世紀の豪華な雰囲気を感じながら階段を上ると、まるで貴族の一員になったかのような気分に浸れます。
グラシエの間 (Le Salon du Glacier)
グラシエの間は、パリオペラ座で最も豪華な休息室の一つです。
天井には美しいフレスコ画が施され、壁には金箔が使われています。
ここは、幕間に休憩を取る理想的な場所で、美しい芸術に囲まれながらリラックスできます。まるで王宮の一室のような贅沢な空間です。
グラン・フォアイエ (Le Grand Foyer)
壮大な鏡と金とクリスタルのシャンデリアが空間を華やかに飾り、美術品や彫刻が豊富に展示され、天井一面に描かれたフレスコ画、まさに圧巻の空間です。
ここは、観客が公演前後に集まり、優雅なひと時を過ごす場所です。パリの貴族文化を感じられるこの場所は、訪れる価値があります。
劇場ホール (la Salle de Spectacle)
劇場ホールは、まさに芸術の殿堂です。赤と金を基調とした豪華な内装、シャガールによる天井画、そして巨大なシャンデリアが特徴です。
ここでは、バレエやオペラの最高峰のパフォーマンスが繰り広げられ、観客を夢の世界へと誘います。
『オペラ座の怪人』のボックス席
ガストン・ルルーの小説『オペラ座の怪人』で有名になったボックス席も見逃せません。
特に5番ボックスは、ファントムが隠れていたと言われる場所です。
観光客にとって、この席はまるで小説の世界に飛び込んだかのような特別な体験となるでしょう。
パリ オペラ座オリジナルグッズ
見学の後、出口脇にオペラ座のショップがあり、オリジナルのオペラグッズが販売され、ここでしか手に入らないアイテムが揃っています。
人気の一つ、バレエシューズ色のピンクのトートバッグ。お土産としても最適で、オペラ座の思い出を持ち帰ることができます。
オペラ座のハチミツ
意外なことに、パリ・オペラ座の屋上にはミツバチが飼われていて、そこで採れるハチミツが限定品ですが、とても人気があります。
まとめ
パリ・オペラ座(パレ・ガルニエ)の見学は、その壮大な建築と豊かな歴史を感じることができる、まさに忘れられない体験です。
アクセスやチケットの手配、営業時間について事前に確認しておくことで、スムーズに見学を楽しむことができるでしょう。
パリを訪れた際には、この美しいオペラ座をぜひ訪れてみてください。