パレ・ロワイヤル庭園のすぐ近くにある、フランス国立図書館リシュリュー館は、17世紀のリシュリュー邸を基に設立さました。
2022年に大規模修復を経て再開館し、フランスの貴重な書籍や手稿、版画、地図、メダルなどの膨大なコレクションがあります。
無料で一般公開されているガラスの天井が美しい Salle Ovale (オーバルの閲覧室)は大人気で、毎日多くの人が利用しています。
ティールームもあり、美術館も併設されている美しいこの図書館、ぜひ訪れていただきたいおすすめの場所です。
詳細をお伝えします。
フランス国立図書館リシュリュー館 : アクセス 基本情報
開館時間 : 火曜日 10 時- 20 時 / 水曜日 - 日曜日 10 時- 18 時
閉館日 : 月曜日、1月1日、復活祭の月曜日、5月1日、聖霊降臨祭の月曜日、7月14日、8月15日、12月25日
図書館 : 無料
美術館 : 10 € ( 26歳以下は 8 € )
場所 : 5 rue Vivienne 75002 Paris
入口にはセキュリティゲートが設置され、荷物検査があります。
地下鉄 : 1,7 号線 Palais-Royal-Musée du Louvre / 7,14 号線 Pyramides / 3 号線 Bourses
この図書館出入口から歩いて3分のところに、パリ在住日本人やフランス人に大人気、おむすび権兵衛 (OMUSUBI GONBEI 27 rue des Petits Champs, 75001 Paris ) があります。
天気の良いお昼時なら、おむすび権兵衛でおにぎりを買って図書館の中庭でも食べられます。
フランス国立図書館リシュリュー館 : 見どころ
この国立図書館には主に3ヶ所の見どころがあります。
オーバルの閲覧室 Salle Ovale
楕円形の独特な形状からその名がつけられた読書室で、リシュリュー館の象徴的なスペースの一つです。
19世紀後半に建設され、その大きなドーム型天井や豪華な装飾が際立ち、まるで美術館のような雰囲気を漂わせています。
この部屋はかつて、特に蔵書が膨大であったため、研究者たちに利用されていました。
現在は、その美しい建築を楽しみながら、一般の来館者も利用できるスペースとなっています。
読書や勉強に使わなくても無料で利用できるため、ぜひ訪れてほしいです。
ラブルーストの閲覧室 Salle Labrouste
著名な建築家アンリ・ラブルーストによって設計され、1860年代に完成した壮麗な読書室です。
特に、天井を支える大きなガラスドームと鉄骨を使った独特の構造が特徴で、フランス建築の象徴的な作品とされています。
ここはかつて、学者たちの研究の場として使われ、知識の追求を支える重要な施設でした。
一般の人は利用できず登録が必要で、研究者と学生に限られています。
ヨーロッパ文化遺産の日は特別公開されるため入場可能です。
美術館
2階にある美術館は有料ですが、フランス国立図書館が所有する貴重なコレクションや歴史的資料が展示されていて、見どころたっぷりの美術館です。
特にマザラン・ギャラリー( La galerie Mazarin) は、17世紀に枢機卿ジュール・マザランの命により設計され、フランスのバロック建築と絵画装飾が見事に融合しています。
天井にはギリシャローマの神話をテーマにした鮮やかなフレスコ画が施され、かつての宮殿のような雰囲気を感じさせます。
美術や歴史に関心がある訪問者にとって、見逃せない場所です。
館内にはWi-Fi がありますが、公衆Wifiのため、スマホのアプリでVPNを使用すると安全です。
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ティールームと中庭
入口前には中庭がありベンチもあるので、お天気のいい日は快適です。
館内出入口のすぐ横には、カフェ・ ローズ・ベーカリーCafé Rose Bakery と呼ばれるティールームがあり、お茶をしながら休憩できます。
