ショパンを巡るパリの旅 | ショパンの彫像、墓、暮らした家の行き方・詳細

世界中で愛されているショパンの曲。ポーランド人の母とフランス人の父を持つショパンは、21歳から亡くなる39歳までの大部分をパリで過ごしたため、パリにはショパンの彫像やお墓、暮らした家などショパンファンならぜひ訪れたい場所があります。
2つの公園にあるショパンの彫像は少し分かりにくい場所です。
詳細をお伝えしたいと思います。

ショパンの彫像 

ショパンの彫像はパリの2つの公園にあり、ショパンの愛人であったジョルジュ・サンド像も、リュクサンブール公園のショパンの像から離れたところにあります。
人気の公園ですが、公園内は広く探しまわるのは大変なため彫像の場所をお伝えしたいと思います。

モンソー公園 Parc Monceau

モンソー公園 「ピアノを弾くショパンと彼のミューズ」像

住所 : 35 Bd de Courcelles, 75008 Paris

開園時間 : 毎日7時00分~21時00分

メトロ : 2 号線 Monceau, Courcelles

パリのモンソー公園にある「ピアノを弾くショパンと彼のミューズ Chopin au piano et sa muse」と名付けられたこの像は、ジャックフロマン-ムーリスの作品です。

ショパンがこの時ピアノで弾いているのは、「葬送行進曲 」で、ピアノを弾くショパンの横で嘆いている女性は、ジョルジュ・サンドではないかと言われています。

ショパンの像はモンソー公園のメイン入口、メトロのモンソー駅のすぐ近くではなく、凱旋門の見えるオッシュ通り近くの入口から歩いてすぐのところにあります。

下記地図の赤印をご覧いただくと大体わかると思います。

公園内には他にもミュッセやモーパッサンの像もあるので、一緒にご覧くださいね。

この公園はパリでも人気の公園の一つ。世界中で大ヒットしている「エミリーパリへ行く」のシーズン3でも撮影が行われました。

楕円形の池の古代ギリシャ建築コリント式の列柱はこの公園の見どころの一つです。

コリント式の列柱
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リュクサンブール公園 Jardin du Luxembourg

リュクサンブール公園 ショパン像

パリの人達が最も好きな公園と言っても過言ではないほど、左岸カルチェラタンにある人気の公園です。

この公園内にショパンの像とジョルジュ・サンドの像がありますが、二人の像は残念ながらかなり離れていて、ショパンの像はとても分かりにくい場所にあります。

住所 : Rue de Médicis 75006 Paris, 15 - 19, rue de Vaugirard 75006 Paris  

開園時間 : 7時30分/ 8時15分~ 16時30分 / 21時30分 ( 季節により変更 )

メトロ : 4,10 号線 Odéon、RER B線 Luxembourg

他にも入口は Rue Guynemer (ギヌメ通り)、Rue Vavin (ヴァヴァン通り) の突き当りなどたくさんありますが、ショパンの像は、ヴァヴァン通り ( Rue Vavin ) 突き当りの入口から入るのが一番近いです。下記地図をご覧ください。

ショパン像のすぐ近くに「自由の女神像」のレプリカがあります。

リュクサンブール公園 ショパンの像の場所
ジョルジュ・サンドの像
リュクサンブール公園 ジョルジュ・サンドの像

ショパン像とは反対側、サン・ミッシェル通り ( Boulevard Saint-Michel ) 側にあります。

RER B線 Luxembourg 駅のすぐ近くの芝生の上なので、ショパン像と違いすぐにわかります。

ショパンの墓

ペール・ラシェーズ 墓地 ショパンの墓

ショパンの墓は有名なペール・ラシェーズ 墓地にあります。

公園以上に広い墓で多くの著名人のお墓があることでも知られているため観光名所ともなっていますが、ショパンの墓は少し上った高台にあります。

地図があっても墓地があまりにも広いので初めて行く場合は、アプリで現在位置を確かめながら行かれることをおすすめします。

住所 : 16 Rue du Repos, 75020 Paris

開門時間 : 8時00分~17時30分

メトロ :2, 3 号線 Père Lachaise, 2 号線 Philippe Auguste, Alexandre Dumas

墓地内ショパン墓の場所 11ème division Chem. Denon ( ドゥノン通り)

ペール・ラシェーズ 墓地 ショパンの墓

他にもバルザックの墓や、オスカー・ワイルド、マルセル・プルースト、エディット・ピアフやイヴ・モンタンなど著名人の墓がたくさんあります。

オノレ・ド・バルザック
オスカー・ワイルド
マルセル・プルースト
イヴ・モンタン とシモーヌシニョレ

ショパンの家

ショパンは1831年から亡くなった1849年のパリ生活中に、何度も引越しをしています。

1831年、最初に住んだのは、ポワソニエール通り27番地 ( 27, boulevard Poissonnière 75002 Paris )

住んでいた5階(日本の6階)のバルコニーから見えるパリの景色に感動していたようです。

その後、1年から2-3年毎に引越しを繰り返し、1841年にはジョルジュ・サンドが借りていた ピガール通り16番地 ( 16 Rue Pigalle 75009 Paris 、現在 20, Jean-Baptiste Pigalle 75009 Paris ) の家に一緒に住むようになりました。

翌年1842年に二人が移ったのが、スクワール・ドルレアン ( Square d'Orléans 80, rue Taitbout 75009 Paris )

ギリシャ風建築の建物がこの周辺には多く、ショパンは 9棟に、サンドは5棟に部屋を見つけ、同じ敷地内には他にも音楽家や芸術家が沢山住んでいたようです。

ショパンはパリの右岸、特に現在のギャラリー・ラファイエット デパート近郊に何度も引越しをしていたようです。

最期の住処となったのが、やはり右岸、オペラ座近くのヴァンドーム広場12番地 ( 12, place Vendôme75001 Paris )

現在高級宝石店ショーメになっています。ショパンは中庭に面した部屋に住んでいたそうです。

ヴァンドーム広場12番地

まとめ

パリで39歳という短い生涯を終えたショパン。

ショパンの葬儀はパリのマドレーヌ寺院で行われました。

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「ピアノの詩人」と呼ばれるショパンの曲は世界中で愛され、ピアニストならぜひ弾きたい曲です。

2021年のショパンコンクールで、日本の反田恭平さんが2位になっていますね。

コンクールで反田さんが弾いた曲がCD で発売されています。

住居は昔と面影が変わっていますが、お墓にはいつも花が添えられ観光客やファンが訪れています。

ショパンの像は2つの人気の公園にありますので、ぜひ行ってみてくださいね。

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