ディオール美術館、「ラ ・ギャラリー ・ディオール」がパリにオープン

ギャラリーディオール美術館

パリの30番地モンテーニュ通りにあるディオールブティック本店が、2年以上の改装工事を終え、2022年の3月に再オープンしました。

ブティックにはレストランやカフェだけではなく、宿泊もできるようになりましたが、話題になっているのが、本店横の建物にオープンしたディオールの歴史を回顧できる素晴らしい美術館、「ラ・ ギャラリー ・ディオール」。

オープン後数年経っても、毎日予約客で殺到しているほど人気です。

パリ観光の際におすすめの美術館の一つです。

ディオールギャラリーの場所や開館時間、予約方法、美術館の回り方などを説明をしたいと思います。

「ラ ・ギャラリー ・ディオール」美術館 場所、開館時間、予約方法

ラ・ ギャラリー ・ディオール
いつも行列している入場口前

La Galerie Dior 住所 11 rue François 1er 75008 PARIS フランソワ 1er 通り パリ8区  電話+33182202200

地下鉄 Franklin D. Roosevelt フランクリン・デ・ルーズベルト駅 (1番、9番線 )

ディオールブティック本店は、 モンテーニュ通り30番地 ( 30 Avenue Montaigne 75008 PARIS ) で、ブティック横のフランソワ1er 通りが、美術館「ラ・ ギャラリー ・ディオール」の入口になります。

開館時間 11時から19時まで 。 最終入場時間は17時30分 

閉館日 火曜日、1月1日、5月1日、12月25日

予約方法

2022年3月にオープン以来、訪問者で殺到しているため、日時を予約してチケットを事前に購入しないと入場できないことがあります。

予約は公式サイトから行います。(英語もしくはフランス語)

特に週末や子供の学校休暇中は混みます。少なくとも1週間前には予約した方が良さそうです。

入場料

14 EUR : 大人

10 EUR : 10歳から26歳、学生、教員(証明書要)

無料 : 10歳以下の子供、失業者、ジャーナリスト(証明書要)

「ラ ・ギャラリー ・ディオール」の13のテーマで作られた展示室

52歳という若さで亡くなってしまったクリスチャン・ディオール。

ギャラリーを入るとすぐ脇に螺旋階段が見え、ショーウインドーにはディオールのミニチュアサイズの洋服や、バック、靴などが3階まで様々な色で展示されています。 

一番上の 3階 ( Niveau 3 )から展示室が始まり、2階の13 番目の展示室で最後となります。

特に印象的であった展示室の一部を動画にして、インスタグラムに投稿しました。
写真や文章よりイメージが伝わりやすいと思います。宜しければご覧ください。

以下13の展示室の内容です。

1 : Christian Dior ( 1905-1957) クリスチャン・ディオールの人生

ディオールが誕生してから亡くなるまでの生活の様子や作品が展示されている、彼の生涯を理解できる展示室です。

ラ・ ギャラリー ・ディオール
2: Les Jardins enchantés 魔法のような庭園

ディオールの死後続く6人の後継者達 ( イヴ・サン=ローラン、マルク・ボアン、ジャンフランコ・フェレ、ジョン・ガリアーノ、ラフ・シモンズ、マリア・グラツィア・キウリ ) のドレスが、魔法の庭園をイメージした空間の中に展示されています。

ラ・ ギャラリー ・ディオール
3: L'Allure Dior ディオールのアリュール 

ディオールの歴史に関わった各デザイナー達の代表的なスタイルを紹介しています。
アリュールとは、歩き方、様子、外観などの意味。

ラ・ ギャラリー ・ディオール
4: 30 Avenue Montaigne モンテーニュ通り30番地

ディオールのブティック本店、モンテーニュ通り30番地。当時のイメージを再現した展示室です。

ラ・ ギャラリー ・ディオール
5: Les Affinités artistiques 芸術の類似性

ドレスも絵画も芸術のもたらす関連した美があることを感じさせる、アートの世界を体験できる展示室です。

ラ・ ギャラリー ・ディオール
6: Les Ateliers du rêve 夢のアトリエ

ディオールのオートクチュールに携わる職人達が、仕事をしている様子が見られる展示室です。

ラ・ ギャラリー ・ディオール
7: Paris パリ

パリはディオールにインスピレーションを与えた街。ブラックドレスで着飾った女性達の展示室です。

ラ・ ギャラリー ・ディオール
8: Les Stars en Dior ディオールのドレスを纏ったスター達

世界のセレブやスター達が纏ったディオールのドレスと、その当時の映像が展示されています。

ラ・ ギャラリー ・ディオール
9: L'Invitation au voyage 旅への招待

世界各国の民族衣装から発想を得て創られたディオール作品の展示室です。使われたレース等の布地が拡大して見られます。

ラ・ ギャラリー ・ディオール
10: le Bal Dior ディオールの舞踏会

その名の通り舞踏会の模様を再現した展示室です。映像が朝から夜まで独自の音楽と共に移り変わり優雅そのものです。

ラ・ ギャラリー ・ディオール
ラ・ ギャラリー ・ディオール
11: La Chambre aux merveilles 不思議の部屋

過去から現在に至るまで、ディオールのジュエリーや、バック、靴などが展示されています。

ラ・ ギャラリー ・ディオール
12 : Miss Dior ミス ディオール

ディオール初の香水、ミスディオールと共に、1949年に発表された花が刺繍された伝説的なミス ディオール ドレスが、180度回転して展示されています。

ラ・ ギャラリー ・ディオール
ラ・ ギャラリー ・ディオール

メゾンが誕生した1947年に発売した、初めてのディオールの香水「ミス ディオール」。

ディオールのエレガントで革新的なスタイルを香水業界にもたらし、その後数十年にわたり多くの女性たちに愛され続け、特に女性らしさと自立心を象徴するアイテムとして位置付けられています。

13: Le Pouvoir de l'or ゴールドのパワー 

ディオールの代表的な香水「ジャドール」のモデル、シャーリーズ・セロンの映像と共に、 彼女がCMで着た衣装など、ゴールドの様々な衣装や「ジャドール」の香水が展示され、ゴールドの美の世界が最後の展示室となっています。

ラ・ ギャラリー ・ディオール

ディオールの香水「ジャドール」はこの展示室にも展示してあります。パリジェンヌにも人気で、私もお気に入りの香水の一つです。

「ラ ・ギャラリー ・ディオール」のカフェ

13の展示室が終わると、カフェが見えてきます。
モンテーニュ通りの本店のような豪華なカフェ・レストランではありませんが、軽く食事をしたり、お茶を飲みながら休憩できます。

このカフェは美術館入場者のみが利用できるカフェです。

営業時間 11時30分から18時30分まで 

美術館の閉館日(火曜日、1月1日、5月1日、12月25日)を除く

ラ・ ギャラリー ・ディオール

「ラ ・ギャラリー ・ディオール」のブティック

ディオール美術館を訪れた後、ディオールの本や文房具、グッズなどが欲しくなった時は、ブティックもあります。

ラ・ ギャラリー ・ディオール

住所 28 Avenue Montaigne 75008 PARIS モンテーニュ通り28 番地  

営業時間 月曜- 土曜 : 10時から20時まで  日曜 : 11時から19時まで

まとめ

ディオールのアートを堪能した後は、改装されたモンテーニュ通り30番地の本店にもぜひ立ち寄って見てください。

このブティック内に新しくできたカフェは天井がガラス張りで、ゆっくりお茶をするのに最高です。

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