パリ左岸のセーヌ川やオルセー美術館のすぐ近くに位置するブルボン宮殿(フランス国会議事堂)は、毎年9月の第3週末に開催される「ヨーロッパ文化遺産の日」など、限られた機会にのみ一般公開されています。
今回フランス文化省の企画したイベントに参加し、ブルボン宮殿を訪れることができました。
普段見る機会の少ない宮殿内を、写真や動画と共に詳細をお伝えしたいと思います。
ブルボン宮殿-国会議事堂 のアクセス
場所 : 126 Rue de l'Université, 75007 Paris
メトロ : 12 号線 Assemblée nationale / 8, 13 号線 Invalides
ブルボン宮殿の歴史
ブルボン宮殿は、フランスのパリ 7 区にある歴史的建造物です。ルイ 14 世の庶子、ルイーズ フランソワーズ ド ブルボンの命令により 18 世紀に建てられました。
この建物はフランス革命まで王室の住居として使われていましたが、フランス革命により国有化され、政治目的に使用されました。現在は国会議事堂となっています。
この宮殿は新古典主義建築で、建物正面はコリント式の柱で装飾されています。いくつかの部屋があり、その中で最も有名なのが議会の討論が行われる本会議場。
この建物には国会図書館のほか、国会議員が使用する部屋やオフィスもあります。
ブルボン宮殿の見どころ
入場後最初に目につくのが、広いダイニングルーム、そしてすぐ先に見えるのが、パーティールーム "la Galerie des fêtes" と呼ばれるブルボン宮殿で最も印象的なスペースの 1 つです。
この特別公開の日には音楽演奏も行われていました。
この部屋は議員たちの集まる本会議場に行く通り道でもあり、すぐ前に議長室があります。
ドラクロワ サロンは、有名なフランスの画家ウジェーヌ・ドラクロワにちなんで名付けられました。
この部屋には、「民衆を導く自由の女神」と題された大きな壁画など、彼の作品が展示されています。
ブルボン宮殿図書室には、フランスの政治史に関する書籍、原稿、文書などの貴重な蔵書が収められています。
ブルボン宮殿の中心となる部屋は、法案について議論し投票するために議員たちが集まる本会議場。
議員が座る大きな円形の部屋です。議員は政治グループごとに着席し、フランス政治に関連する重要な問題についてここで討論します。
他にも音楽の間や会議の間など宮殿にふさわしい美しい天井、豪華な部屋がたくさんあり、美しい中庭ととも見応えがあります。
この様子を動画にしています。宜しければご覧ください。