フランスでは9月が年度の始まりでもあり、長い夏のヴァカンスを終えた子供たちが新学年を迎えると同時に、親たちも仕事に戻ります。
9月は、8月より涼しい秋のイメージがありますが、2023年のパリでは、9月の第1週目が最も暑く、最高気温が30度以上の日が1週間続きました。
ここ数年は気温の変動が激しく、一気に10度以上 、上がったり下がったりすることもあります。
本記事では、9月のパリの天気・気温の特徴と、おすすめの服装、イベントを紹介します。
快適で楽しい旅行を実現するための具体的な対策も盛り込んでいますので、参考にしてください。
9月のパリの天気と気温
9月のパリの最高気温は平均22度前後、最低気温は平均12度前後です。
しかし2023年の9月の第1週目は、最高気温が30度を超える日が1週間続きました。
9月に入ると日照時間が徐々に短くなり、日の出は7時過ぎ、日の入りは20時頃になります。
降雨日数は平均7日ですが、パリの天気は変わりやすく、晴れの日もあれば、急な雨に見舞われることも少なくありません。
折りたたみ傘があると便利です。
9月のパリ旅行におすすめの服装ガイド
レイヤードスタイルの活用
9月のパリは、一日の中で気温が大きく変わるため、レイヤードスタイル(重ね着)がとても便利です。
薄手のニットやカーディガンを重ねることで、朝晩の冷え込みに対応しつつ、日中の暑さにも柔軟に対応できます。
例えば、Tシャツに軽めのジャケットを羽織り、さらにカーディガンを持ち歩くといったスタイルがおすすめです。
ユニクロの軽いダウンジャケットは、フランスでも人気アイテムの一つで、夏でも気温の低い朝に着用しているフランス人が結構います。
足元の選び方
パリは観光スポットが密集していて、小さい街なので知らない間に結構歩いています。
歩く距離が多くなるため、快適な靴選びが重要です。
スニーカーやフラットシューズなどがおすすめです。
また、雨に備えて防水機能のある靴を選ぶと安心です。
アクセサリーと小物
スカーフはコーディネートのアクセントになるだけでなく、特に朝晩の防寒対策としても役立ちます。
サングラスは、天気の良い日に外を長時間歩く場合には、目を保護する意味でも必須アイテムです。
日光浴の好きなフランス人は、冬でも晴天の日にはサングラスをかけて外出しています。
天気が変わりやすいため、突然の雨に備えて、折りたたみ傘を持参すると便利です。パリで、雨が一日中降り続くことは稀です。
パリでの持ち物リスト
季節に関わらず、パリで快適に過ごすための、おすすめ持ち物リストです。
旅行必需品
- パスポートのコピー:安全のためにパスポートのコピー携帯をおすすめします。
- 旅行保険証書:万が一のトラブルに備えて、旅行保険に加入しておきましょう。
- クレジットカードと少額の現金:現金は非常時のために少し持ち歩き、主要な支払いはクレジットカードで行うのが安全です。コロナ以降、少額のタッチ決済が、パン屋でも可能です。
- スマートフォンと充電器:旅行中の情報収集や緊急連絡に欠かせません。
- パワーバンク:長時間の外出時に役立ちます。
- ハンドサニタイザー:観光地では手を洗えない場所も多いため、消毒用ジェルは便利です。
クレジットカードには、海外旅行保険が付帯されているカードが便利です。
海外旅行傷害保険が付帯しているクレジットカードは、万一の事故や病気、盗難などに備えて安心です。
今旅行者がよく利用しているクレジットカードが、入会金と年会費永年無料のエポスカード です。-
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エポスカードの特徴
- 株式会社丸井グループのクレジットカード会社
- 入会金と年会費永年無料
- VISA マークのあるすべての店で使用
- タッチ決済でスムーズにお買い物
- 海外旅行傷害保険の補償内容が充実(利用付帯)
- 日本国内でも、公共料金の支払いやお買い物に使え、全国10,000店舗の提携店舗・施設でおトクな特典
- カード紛失や緊急の際に24時間対応のカスタマーサポート
海外旅行傷害保険が適用されるには、「利用付帯」となりますが、エポスカードでは、ツアー料金や飛行機代を支払わなくても、空港までの交通料金(電車、バス、タクシー)、海外で乗車した電車、バス、タクシー料金をこのカードで支払った場合も対象となります。
海外旅行傷害保険には、傷害・疾病治療費はもちろん、傷害死亡や携行品損害、賠償責任も含まれます。
今フランスでも、少額でタッチ決済できるため、現金は殆ど必要なくなりましたが、もし現金が必要な場合は、海外のATMで現地通貨で引き出しができ、手数料も両替するよりお得です。
入会金、年会費永年無料で、海外旅行保険が広範囲にわたり利用できるクレジットカードはあまりないと思います。
詳しくはエポスカード 公式サイトをご覧ください。快適な旅行を実現するための対策
天気予報のチェックとスケジュールの調整
9月のパリ旅行を快適に過ごすためには、天気予報をこまめにチェックし、それに応じてスケジュールを調整することが大切です。
パリの天気予報で、人気のサイトが15日間の天気予報がわかるMétéo Paris のサイトです。フランス語ですが、気温、天気は数字とイラストのため、ある程度わかるのではと思います。
特に、屋外での観光やショッピングを予定している場合は、晴れの日を選んで計画を立てると良いでしょう。
また、雨の日には美術館やカフェ巡りなど、屋内で楽しめるアクティビティを中心にするのもおすすめです。
パッキングリストの工夫
9月のパリ旅行では、天候の変化に対応できるようなパッキングがおすすめです。
基本的な服装に加えて、ジャケット、セーターや折りたたみ傘など、予備の防寒具や雨具を忘れずに持参しましょう。
さらに、靴下や下着も多めに持って行くことで、急な天候変化にも安心して対応できます。
現地での買い物も視野に
9月はヴァカンス明けということもあり、新商品が発売される月です。現地で必要なアイテムを購入するのも一つの手です。
パリには多くのファッションブランドやセレクトショップがあり、おしゃれで実用的なアイテムが手に入ります。
例えば、現地で気温が予想以上に低い場合は、暖かいセーターやジャケットを購入するのも良いでしょう。
また、雨具や靴も現地で調達することで、荷物を軽くすることができます。
ヨーロッパ文化遺産の日
毎年9月の第3土曜と日曜日は、ヨーロッパ文化遺産の日です。この期間には、普段は一般公開されない大統領官邸エリゼ宮、リュクサンブール宮殿、フランス国立銀行、パリ市庁舎などが無料で一般公開されます。
他にも、通常は有料の美術館やモニュメントが、この週末に限り無料で入場できます。
最近ではネットでの事前予約が必要な場合が多く、一番人気のエリゼ宮は予約開始から数時間で締め切られるため、入場が難しいこともあります。
しかし、リュクサンブール公園にあるリュクサンブール宮殿は、事前予約が不要です。
この時期にパリを訪れる際は、ぜひこの機会を利用して楽しんでいただきたいと思います。
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