パリのロダン美術館・行き方、入場料、見どころ情報ガイド

Museum Rodin in Paris

パリの7区アンヴァリッドのすぐ近くで、エッフェル塔からも遠くないロダン美術館。


美術館となったロココ様式の美しい建物は、オーギュスト・ロダンが晩年10年をアトリエとして使い、所有者の名から「ビロン館」と呼ばれています。


1911 年にフランス政府の所有となった時、この「ビロン館」を気に入っていたロダンは、自分の作品やコレクションを国に寄付することを前提に美術館として残してほしいと提案し、1919年に「ロダン美術館」が開館しました。
特に薔薇の花咲く季節は庭園がきれいです。

ロダン美術館の行き方や入場料、見どころなどを紹介したいと思います。

ロダン美術館 行き方・開館時間

住所 : 77 rue de Varenne, 75007 Paris ヴァレンヌ通り77番地 
電話  +33 ( 0 ) 1 44 18 61 10

地下鉄 : Varenne (ligne 13)  ヴァレンヌ ( 13号線 )


開館時間 :
火曜 - 日曜  10時 - 18時30分 ( 入館は17時45分まで / 閉館時間15分前に退館案内 )
ただし12月24日と31日は17時30分まで ( 入館は16時45分まで / 閉館時間15分前に退館案内 ) 

閉館日 :
月曜、1月1日、5月1日、12 月 25日 

チケットを美術館で購入する場合は、売り場は閉館時間の1時間前に閉まるのでご注意ください。

入場料

大人 : 14 €

子供 : 18歳以下とEU域内居住の18歳から25歳は無料

オーディオガイド : 6€ ただし可能言語は、フランス語、英語、スペイン語、ポルトガル語、ドイツ語、中国語

10月から3月までの、毎月第1日曜日は無料

見どころ・庭園

「地獄の門 La Porte de l'Enfer」
「考える人 Le Penseur」
「バルザック記念像 Balzac 」
「3つの影 Les Trois Ombres 」

入口を入ると、右側に「考える人」の像があり、左側には「地獄の門」があります。
他にも 「バルザック記念像 Balzac 」、「3つの影 Les Trois Ombres 」、「カレーの市民 Monument aux bourgeois de Calais」、など様々な作品が庭園に並んでいますが、代表的なロダンの作品「考える人」と「地獄の門」は必見です。

「考える人 Le Penseur 」と「地獄の門 La Porte de l'Enfer 」

「考える人」は「地獄の門」の一部の作品ですが ( 赤く囲った部分 ) 、鋳造職人リュディエによって1904年に作成され、1922年からこの美術館に展示されています。
あまりにも有名になってしまったこの像、リュディエが作成する前は「詩人」として名付けられていたそうです。

「地獄の門」はダンテの「神曲」から着想を得て作られたそうですが、この「地獄の門」の「考える人」は、作品の瞑想にふけっている間、地獄を観察しながら前に傾いているダンテを表しているそうで、この「考える人」は当初、拷問された体で、殆どのろわれた存在であり、詩を通して苦しみを超越することを決意した自由な精神を持った男だったそうです。

入場した後すぐ右横に「考える人」の像があるので、最初にこちらの像を見てしまいますが、「地獄の門」を見てから「考える人」を見ると、大きな「考える人」の像に圧倒されます。

「考える人」の像のすぐ前にベンチがあるので、座って眺めながら観察してみてください。


見どころ・美術館

「接吻 Le Baiser」
「大聖堂・カテドラル La Cathédrale」
「タンギー爺さん Portrait du père Tanguy」

美術館は2階建てです。 中でも「接吻」と「大聖堂」は必見です。

2階では、ロダンの恋人であったカミーユ・クローデルの作品や、ロダンの美術コレクション、ゴッホの「タンギー爺さん Portrait du père Tanguy 」や、モネなどの作品も見ることができます。

接吻 Le Baiser

「接吻」は、ダンテの「神曲」の登場人物であるパオロとフランチェスカを表しています。
彼らがキスをしているところをフランチェスカの夫に見られ、殺された二人の恋人は、地獄をさまようと非難されました。

大聖堂・カテドラル La Cathédrale

男女2人の右手を1つの作品にまとめています。
最初は、「L'Arche d’alliance ( 神との ) 契約の櫃」と呼ばれていたのを、1914年にロダンがフランスの大聖堂を出版したときに「大聖堂・カテドラル」と名付けられたそうです。

1900年以降に彫られた神の手、悪魔の手のように大理石の手の作品の一部で、手に対するロダンの好みと情熱を強調しています。

庭園内のカフェ・レストラン

美術館の裏側に、広大な庭園がありその中にテラス席もあるカフェ・レストランがあります。 

サラダやパスタ、キッシュ類などの軽食からケーキなどがあり、休憩に最適です。

サラダ、パスタ、キッシュとデザートの組み合わせメニューも15,9 € から 19,9 € であります。 

ロダン美術館ショップ・お土産

全ての見学が終わると出口の横にお土産店があります。

絵葉書や書籍の他、ロダンの作品小物、マグカップやTシャツ、アクセサリーなど、様々な物があるので、気に入った作品の小物などを買うのも思い出となりいいですね。

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