今はインターネットのおかげでフランスのテレビを見ることも、Youtubeでフランス語の動画を見ることも簡単にできます。
しかし音声を流しているだけでは、聞き取りも話すこともできるようにはならないです。
そしてフランスに長く住んでいても、フランス人のような発音で豊富な表現力で、話せるようにはならないです。
つまり日本にいても、自分の努力次第で、十分可能な時代になっているのです。
フランス語が出来れば出会いも広がり、フランス旅行も楽しくなります。
私はパリのフランス企業で働いていますが、フランスで教育を受けたわけではなく、フランス語は大人になってから始めました。
私が日本にいる時は今のようにインターネットが普及していなかったため、日仏学院やアテネフランセのような語学学校に通い、フランス映画を見て勉強するのが唯一の方法でした。
フランスにいる今でも勉強は必要だと思っています。
これからフランス語を学びたい、上達したい人のために、おすすめ学習方法をご紹介します。
フランス語勉強法・発音と分法の基礎を独学で学ぶ
外国語を大人になって学ぶには、まず発音と文法を学んでしまうのがいいと思います。
なぜなら単語や表現は無限にあるので限りがありません。
学校に行かなくても独学で十分学べます。
逆にオンラインスクールや学校に通う前に、自分で基礎的なことを学んでしまった方がモチベーションアップになります。
フランス語の発音は英語と異なり、発音規則がありアクセントの位置も最後と決まっているため、一度覚えてしまうと読み方は簡単です。
文法も学んでしまえば、なぜこの時に接続法や条件法が使われるのかが分かるようになり、分かれば会話も読書も楽しめます。
たくさんの本が出ていますがどの本も内容はほぼ同じなので、まず一冊発音と文法の本を読み規則を理解すると、次に進むのが楽しくなります。
文法でおすすめの本です。
発音でおすすめの本です。
発音は規則を理解した後は、オンラインスクールや学校に行って発音を直してもらうのが一番効果的です。
大人になってから学ぶ場合、フランス語は日本語にない音がたくさんあるので、自分1人で学ぶのは難しいです。
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フランス語の発音 [u] [ø] [œ] 、日本語に直すと「ウ」と書きますが、この3つの音は微妙に違います。日本語の「ウ」と口の形や舌の位置が異なるた ...
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フランス語勉強法・語彙力とスピーキング
発音と文法の基礎を一通り本を読んで学んだ後は、語彙力を徐々に増やしていき、会話に慣れていくのがいいと思います。
フランス語単語
フランス語と英語は、難しい単語ほど似ている単語(特に専門用語)がたくさんあり、ある程度英語の語彙力がある人は、単語の綴りの一部が違うだけで、意味は同じなのでわかると思います。
そしてその単語をフランス語の発音に直せばいいだけなので、難しい単語ほど簡単かもしれません。
日常会話で使われる簡単な言葉ほど、違う単語が多いです。
だからフランス語を勉強していると英語の簡単な単語を忘れちゃうんだよね
初心者の場合は、日常会話でよく使われるフランス語基礎単語をまとめた本を一冊購入し、基礎的な単語を学ぶことをおすすめします。
そうすると簡単な会話をしやすくなります。
発音と文法と基本的な単語を、1冊ずつ本を選んでまず独学してしまうとモチベーション向上だよ
ポイント
最初はインプットの時間(自分で学ぶ)を多く、徐々にアウトプットの時間(スピーキングやライティングで相手とコミュニケーション)を増やしていくのがおすすめです。
フランス語会話
発音の規則と文法、簡単な基本単語を本で学んだあとは、実際に発音して会話をしながら徐々に慣れていくのが一番いい方法です。
実際誰かと話してみないと自分の発音が通じるのかわからないですし、話すことによって自然に口が動くようになってきます。(スポーツや楽器の練習と同じ感覚ですね)
おすすめは学校やオンラインスクールで、フランス語の先生に教えてもらいながら発音や単語の使い方の間違った点を直してもらうことです。
先生は教えることに慣れているので欠点も指摘してくれますが、ただフランス人とおしゃべりしていても教えてくれないことが多いです。
フランス人は外国人が話しているから仕方ないと思って理解しようとしてくれますが、発音はきちんと教えてもらわないと、微妙な音が沢山あるので違う意味になってしまうんですね。
昔は評判のいいフランス語学校に通うというのが一般的でしたが、コロナ時代からオンラインスクールが増えましたね。
自宅にいながら欠点を直してもらえるので、オンラインスクールは便利です。
集中的に数か月教えてもらって、その後は話す機会を作って自分で実践していくのが経験上一番いいと思っています。
おすすめフランス語スクール
Berlitz ベルリッツ フランス語
外国語を学ぶ語学学校として世界中で有名なのが日本にもあるベルリッツ。
日本国内でも楽天やJTBなどの大企業を含め5500社以上が、ベルリッツのプログラムを活用しています。
昔と違いオンラインでも学べるので便利になりました。
英語の学校が多いなかで、ベルリッツはフランス語の授業も充実しているのでおすすめです。
ベルリッツ・フランス語特徴
- 教室とオンラインから選べ、教室も日本全国に多くあり便利
- 初級から上級まで自分のレベルに合わせて選べ、日常会話からビジネス会話まで学べる
- グループレッスンとマンツーマンレッスンがある
- ネイティブ教師による指導
- レッスン満足度が98,6 %
- 料金も標準
少人数 (3~6名のグループ) : 1レッスン40分 2,200円(税込)
マンツーマン : 1レッスン40分 6,000円台~(税込)教室とオンラインをフレキシブルに受講 /仕事・目的に合わせてカスタマイズ - 無料オンライン体験会を実施
無料でオンライン体験ができるので、利用してみてから決めるのがいいですね。
NOVA フランス語
NOVAは校舎数が日本一で、日本全国296校あります。
英語だけではなくフランス語もあり、口コミもいいのでおすすめの学校の一つです。
NOVAフランス語・特長
- 教室とオンラインから選べ、教室数が日本全国で296校と多い
- ネイティブスピーカーによってフランス語が学べる
- グループレッスンとマンツーマンレッスンがあり、グループレッスンは最大5人まで
- レッスン料は月謝制で、入会金不要
- 固定プランとフリープランから低料金で選べる
固定プラン(月4回)
料金 | |
グループレッスン(最大5人) | 月額10,000円~(税込11,000円~)※入会諸経費、月会費までオールイン! |
マンツーマンレッスン | 月額21,000円~(税込23,100円~)※入会諸経費、月会費までオールイン! |
フリープラン ( 希望の時間に予約・受講ができる 自由予約制 月4回、8回、12回)
料金 | |
グループレッスン(最大5人) | 月4回 月額10,000円~(税込11,000円~) 月8回 月額19,000円~(税込20,900円~) 月12回 月額27,000円~(税込29,700円~) ※月会費が別途かかります。 |
マンツーマンレッスン | 月4回 月額27,000円~(税込29,700円~) 月8回 月額50,000円~(税込55,000円~) 月12回 月額70,000円~(税込77,000円~) ※月会費が別途かかります。 ※地域によって金額が異なります。 |
- 無料オンライン体験会を実施
無料でオンライン体験できるので、利用してみてから決めるのがいいですね。
日本人によるフランス語学習教材
良い教材を選んで始めるのも方法です。本やテレビなどと違い、学んだ人がどうやって勉強すればいいのかをひとつずつ教えてくれます。
教材学習は自分で時間を決められるので便利です。
私がおすすめしたい教材は、現役で活躍している日本人による教材なので、日本人がどのようにフランス語を学んでいけばいいのかがわかります。
フランス語学習教材
網野式フランス語入門
彼女は上智大学法学部在学中から、弁護士をめざして司法試験の勉強をしていた人です。
残念ながら試験に受からず、30歳になっても職歴がない。
そこで30歳にして語学学習に方向転換。4人の子供を育てながら、なんと20ヶ国語をマスターし、現在10ヶ国語のプロ翻訳、語学教材開発などをしている人です。
外国で生活していたわけでもないし、子育てをしながらそんなことが可能なの?って思いますね。
実際Youtube でフランス語の勉強の仕方を話している動画がありますので、ご覧ください。
効率よく限られた時間でフランス語を学びたい人向けです。
90日間の返金保証もあります。
ネイティブ音声付きで、メールでのサポートも受けられます。
松平式フランス語のおぼえ方
発音が正しくないと伝わらないことから、「通じる発音」を重視しフランス語独特のリエゾンを学びながら、楽しみながらフランス語を学べる教材です。
東大大学院時代には名門学習塾や予備校で指導を行い、難関大学への合格者を多数輩出しているので、教え方のプロだと思います。
さらにフランス語を学ぶためだけではなく、フランス語検定にも対応しているため、資格を取りたい人にもおすすめの教材です。
フランス語学習に役立つサイト
今インターネットのおかげで、日本にいてフランス語を学ぶのに役に立つサイトがたくさんあります。
いくつか便利なサイトをご紹介します。
まず電子辞書の無料サイトです。
Glosbe 日仏辞書
無料のため自動翻訳ではありますが、グーグルの自動翻訳辞書と比べていい点は、日本語訳が多いのと例文の豊富さです。
訳だけでは使い方がわからないので便利だと思います。
そして「発音マーク」をクリックすると、例文と共に発音を数通り聞くことができ、発音の練習にもなります。
有料なら日仏辞書のアプリもありますが、このような無料の自動翻訳辞書でも十分使えると思います。
微妙なニュアンスは、インターネットでフランス語の説明を見るのが一番確実です。
この辞書は例文も多く便利ですが、もっと言葉の使い方を学びたい場合は、YouGlish のフランス語版がおすすめです。
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英語学習で知られている便利なサイト「YouGlish」、実はフランス語学習にも効果的に使えます。 わからない単語は辞書を引けば意味がわかりますが、どう ...
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TV5MONDE
フランス語圏で放送されているテレビネットワークの語学サイトで、高評価を得ています。
初心者 から上級者 までレベル別に分かれているので便利です。
動画ではフランス語の字幕がついているので、聞き取れない場合は確認できます。
上級に進むにつれてテレビで放映されているインタビュー番組が理解できたか、テストもできるので勉強になります。
フランスTV2
フランスの公共放送のネットワークで、フランス2, 3, 4, 5 があります。
フランス2はフランス全国の総合番組で、朝6時30分、昼13時、夜20時の定時ニュースの動画も見ることができ、フランスにいるのと同様、フランスの日常番組が見れるため、現在のフランスの事情が把握できフランス語の勉強にもなります。
上級者向きです。
Radio France
フランス公共のラジオ放送。
フランスのニュースの他、音楽や文化関係など様々な分野のラジオが聞け、フランスの現在にふれることができます。
テレビと違って画像がないので上級者向きです。
まとめ
日本語でも本を読み続けることによって語彙や表現力が増えるので、外国語の場合はなおさら勉強し続けないとむずかしいですね。
初心者の場合はまず基礎からしっかり学び、その後学んだことを使いながらアウトプットする機会を増やしていくのがいいと思います。
基礎的な部分は本で独学できますが、スピーキングに関しては通じる発音を学ぶ (本当に大事です! ) ためにも、語学学校で先生に直してもらいながら学ぶのがベストです。
そのために教材を買ったりスクールに行って自己投資するのも無駄ではないと思います。
語学はほんとうに毎日の努力。でもやれば確実に進歩してフランス人と交流する機会は増えます。